先ほど、先月受けた市役所の結果が出た

まともに勉強もせず挑んだ試験、当然の結果だった

当然受かった人の中には自分の番号と近い人がいる

前二人が受かり、自分とその後ろ二人分数字が抜けていて、

当たり前の結果、然るべき結果だと理解しているのに自然の視界が歪んで

気付けば権利などないのに涙が溢れていた

一緒に結果発表見たくないから、と親が休むと聞かなかったのを押し退けて

もしかしたら・・・なんてことを馬鹿みたいに期待して、でもその反面

どこか無理だと諦めていて

当然の結果がただ公表されただけなのに、それなのに、

自然と溢れた涙と、今の今まで金だけ出させて専門学校さえ行かなかったくせに、

嘘吐いて、サボったりまでしてみせて、それなのに、烏滸がましいにも程があるのに、

結果を告げるメールと心配して折り返された電話口で「ごめん」なんて

前日だって気にもせずゲームに明け暮れて、夜だってただダラダラとネットしていたのに

結果見て泣いて「ごめん」なんて言って都合がよすぎると自分でも思うのに

それなのに大丈夫だよ、っていう優しくて甘い言葉を聞いて少しだけ気が楽になって

ごめん、ごめん、自分が心底嫌いです、なんて言う割にはどこか安定を取り戻しつつあって

受験はずっと心配と苦労させたから分かっていたから、だから

親が決して責めないと分かっていて「ごめん」なんて嘘臭いこと吐いて

気が楽になって少しだけ救われた、みたいな顔して

分かっていた結果のくせに、どこかそう言ってもらえることは知っていたくせに

大丈夫だよ、次頑張ろう、ごめんは要らない・・・そう言ってくれることを

分かっていたくせに―――本当に最低だ

これだって言い訳だ、自分を安心させるための自己擁護だ

反省している、悔やんでいる、自分を嫌っている、そうアピールしているだけだ

嗚呼、どこまでも自分が嫌いだ